テーブルオフィシャルズ講習会 資料
2000年11月24日
TO委員会・審判委員会
 
1.テーブル・オフィシャルズとは?
 テーブル・オフィシャルズとは、審判(オフィシャルズ)を補佐し、ゲームを公正に、円滑に進行させる重要な役割を持っている。今大会では、以下の3つの役割で遂行する。
・スコアラー…スコアシ−トを記入し、ゲームを記録として残しておく。
・30秒オペレイター…30秒計をルールに従って操作する。
・タイムキーパー…ゲーム・クロックをルールに従って操作し、タイムアウトや交代の請求があったときに、ブザーを鳴らして審判に知らせる。また、電光掲示板に得点を表示する。
 
2.具体的な仕事内容について
@スコアシートの記入法→記入例を参照。
(1)大会名「茨城大学バスケットボール大会」、場所、日時(開始時間は24時間制)を記入する。
(2)「No.」欄は、例えばAコート第一試合の場合は「A1」と記入。
(3)両チーム名を記入。日程表で先に記載されているチームが「チームA」となる。
(4)チームメンバーの氏名と番号を記入。コーチの欄も忘れずに。スターティング・メンバーをコーチに×印&○印で記入してもらう。ゲームキャプテンは、氏名のあとに「(cap)」と記入してもらう。サインを必ずもらう。
※ここまではゲームの前までに完了しておかなければならない。特に(4)は重要。
(5)ランニング・スコアの欄は4つの段からなる。1つの段はAチームとBチームの2つの得点列からなり、1つの得点列は40行、すなわち40点まで記録できる。各得点行は、1点ずつの累積得点があらかじめ記入してある枠(得点枠)と得点したプレィヤーの番号を記入する枠(番号記入枠)にわかれている。
(6)フィールド・ゴールが成功したら、その時の合計得点の得点枠に斜線(/)をひき、その隣の番号記入枠に得点したプレィヤーの番号を記入。フィールド・ゴールで3点が認められたときは、得点したプレィヤーの番号を○で囲む。
(7)フリースローが成功したら、得点枠に黒丸(●)を記入し、隣に得点したプレィヤーの番号を記入。
(8)ファウルの記号は以下の通り。
・パーソナル・ファウル…P
・アンスポーツマンライク・ファウル…U
・ディスクォリファイング・ファウル…D
・テクニカル・ファウル…T
(9)チーム・ファウルは、1から7までの枠に大きな×印を記入。前半は1Hと書いてあるほうに、後半は右側の2Hと書いてあるほうに記入。
(10)各クォーターが終わったら、それぞれのチームの斜線が引いてある得点の欄をはっきりと○で囲み、下に1本の太い横線を引く。ただし、試合終了(=第4クォーター終了)のときは横線は2本となる。
(11)前半が終わったら、ファウルの欄の使用した枠と使用しなかった枠の間に太い線を引く。
(12)試合が終わったら、まず最上段に合計得点を記入。そのあと、TO、審判の順に所定の欄にサイン(フルネームで自書)し、終了する。
 
A30秒計の操作方法(ここでいうチームとはボールを保持しているチームを指す)
(1)チームがボールを保持したら(=触れたとは違う)30秒計をはかり始める。
(2)チームがショットをしたら、ボールがシューターの手から放れた瞬間に30秒計をリセットする。
(3)チームがアウト・オブ・バウンズのあと引き続きボールを保持する場合、30秒計はリセットせず、継続される。
(4)笛が鳴ったらすぐリセットするのではなく、まず止めるということを徹底すること。
(5)その他、様々なケースが考えられるので、審判の指示に従うこと。
 
Bゲーム・クロックの操作方法
(1)第1・2・3クォーターはチャージド・タイム・アウト、交代、フリースロー、審判が時計を止めるよう指示したときを除き、流しで計時する。
(2)第4クォーターは、通常通り計時する。ただし、2分を切った後にフィールド・ゴールが成功したときも、ゲーム・クロックを止めない
 
※このTOマニュアルは「茨城大学バスケットボール大会」のみで使用されるものであり、実際の公式試合で使用されるものとは若干異なります。
※わからないことがあったら、どんなことでも質問してください。お疲れさまでした。
(文責・佐藤)