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システマチックな練習(10/16/1996水)


 練習は昨日と同様時間通りに始まり,時間通りに終わった。内容は昨日のドリルを踏まえて,それぞれが少しずつ発展している。ジム・ハリックコーチは時計も持たずに次から次へとドリルを展開させていく。本当に身体の中に正確な時計を内蔵しているかのように思えた。2時間30分の中で本当にゲームの全ての要素が見事に織り込まれ,選手もコーチもマネージャーも全力で取り組んでいる。何だか有名な演劇の舞台を見ているようで,本当にプロの仕事だと感じた。この集中力と雰囲気はいったいどこから生まれてくるのだろう。一つひとつのドリルの内容は,日本でもある程度知られているものであるが,これだけシステマチックに展開される練習は見たことがない。本当にすばらしい。


ピックアップゲームでのチームワーク(10/16/1996水)


 練習後,ウッデン・センターでピックアップゲームをした。今まではどこかのチームにピックしてもらうばかりだったが,今日は僕が自分でピックアップした。するとなぜだかプレイまでが能動的になっていく。あまり強そうなメンバーではなかったが,見事に勝つことができた。とかく一人一人がやりたい放題にやってしまうので,メンバーの様子をみながら一人一人が力を発揮できるように少しずつコントロールした。やはり,こういう場でもチームワークは重要である。