11月分に戻る 表紙に戻る

 

アスリート・イン・アクションとの練習試合(11/12/1996火)


 午後1時ぴったりにH君と熊の前で会い,無料のバスに乗ってウエストウッドの街の中にあるメキシコ料理の店で食事をした。ちょうど向かいのビルの一番上にジム・ハリックコーチが新人たちと食事をしたという高級ステーキハウスがあることをH君は僕に教えてくれた。それをきっかけに例の事件の話になったが,H君もルール違反はいけないという意見であった。僕は「もちろんルールはルールで守らなければいけないことは確かだが,それだけでは語れないいろいろな事情がある。とにかく時代の流れが速くて実際の活動と人々の過去の経験との間にギャップが生じているんだ。誰が悪いわけでもなく時代がそうさせている。」ということを伝えたかったが,僕の英語力では無理であった。

 話し込んでいたらあっという間に時間が過ぎてしまいシューティング開始の2時半になってしまった。メキシコ料理はびっくりするほどの量でとても食べきれなかったので包んでもらい,H君にごちそうになってしまった。2人で33ドルの食事は,僕にとっては本当に贅沢でしかも豊かな時をすごすことができた。今度,H君を招いてゆっくりと食事をしよう。

 シューティングの時間に20分ほど遅れてしまったが,まだ始まっていなかった。僕が着いてしばらくしてからポジション別のシューティングがあったが,30分ほどで終了した。終了後,A君にコート上の線や区域の名前を尋ねた。

 その後,ウッデン・センターでピックアップゲームを行ったが,体が重たくてなかなかうまく動かなかった。終了後シャワーを浴びて体重を計ると何と158ポンド(71.5kg)になっていた。少しやせなければいけない。

 アスリート・イン・アクションというチームとの練習試合は,はっきり言って全くコントロールされていないゲームだと感じた。相手が弱いので選手たちも好き放題で,やるべきことがちゃんとなされていないと思った。シュートが入らないで悩んでいる風であったキャプテンのCO選手だけが,自分にプレッシャーをかけてゲームに臨んでいた。

 試合終了後,アスリート・イン・アクションのメンバーが観客に向かって自分たちの活動の様子を語っていた。どうやら世界中を回ってバスケットボールのゲームをし,キリスト教の布教活動を行っているチームらしい。話の最後にお祈りをしていた。