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NIT1回戦vsタルサ大(11/20/1996水)


 今日は夜9時からタルサ大学と初の公式試合で、NITという伝統のあるトーナメントの1回戦である。夕方4時からシューティングがあったが,MコーチもJコーチも静かでいつにない緊張感が漂っていた。シューティングやゾーンアタック,スローインとジャンプボールのフォーメーションの確認をして終了。50分ほどの最終調整であった。

 試合までかなり時間があったので,ウッデン・センターでピックアップゲームをすることにした。何試合かしていたら,Mコーチと学生コーチK君も試合をしに来た。2試合ほど一緒に試合をした後,まだ時間があったのでステップマシンを24分した後,傍らで気功を30分ほど行った。

 昨夜,Jさんから電話がありチケットを2枚用意してくれとDさんに頼んでおいたから8時30分に会おうとのこと。ところが,ウィル・コールでチケットを取りに行くと1枚しか入っていなかった。8時30分になってもJさんが現れないのでおそらく今日のチケットは用意できなかったのだろうと思い会場へ入った。しばらくJさんを探したが見つからない。試合開始直前に会場内で会うことができた。彼は何らかの手段で会場にはいれるようだ。

 ゲームは,何と延長戦の末1点差で負けてしまった。息が続かないのが一番の問題点のような気がする。この2週間の練習の甘さが出たように思う。雨足が強くなっていた。

 

・初の公式戦,延長の末負ける(手紙より抜粋)

 UCLAで引き続き練習を見続けていますが,この2週間はやはりごたごたの影響でまともな練習ができていなかったように思います。正直なところ僕はこんな状態で大丈夫なのかと思っていました。新コーチのSコーチには本当に勝たせてやりたいと思っていましたが,やはり「練習でできていないことは試合でもできない」ということです。選手が本来持っている力を出せばおそらく20点は離れるゲームだったと思いますが,やはりいくら選手が良くてもそれだけでは簡単に勝てるものではないということを痛感しました。

 今日の結果はチーム評価の対象になるものなので重要でしたが,かえって良かったのかもしれません。僕はこの結果を受けてこれからの練習がどういうふうに組み立てられていくのかを楽しみにしています。

 来週チームはこのトーナメントの本戦でニューヨークに遠征に行くことになっていました。僕はお休みをいただいて少しリフレッシュしようと思っていたのですが,練習が続くことになってしまって残念です。まあ,一応勉強に来ているので,そうそう遊んでばかりはいられませんが,何しろジム・ハリックコーチの解任事件からどうも気が重たくなっていたのです。