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スポーツビジネス(11/27/1996水)


 午後,練習へ出かけたが,どうやらミーティングらしくコートには誰もいない。待つこと40分。4時10分過ぎに練習が始まった。とにかくミーティングばかりである。練習量が少なくなっているせいか,10分ゲームの時も3往復が限度でそれ以上になると息が続かない。最近の練習ではオフェンスの動き方に重点がおかれていてディフェンスを完全に忘れてしまっているようだ。10分ゲームの途中でJH選手はロッカールームへ引き上げてしまった。

 僕は,久しぶりにウッデンセンターでステップマシンとピックアップゲームをした。明日からサンクス・ギビングデーで4連休である。UCLAの練習は30日の土曜日にあるとのことだが,この期間を利用して旅行に行く計画を立てていたので,Sコーチに30日の練習には来れないことを告げておいた。

 

・スポーツビジネス(手紙より抜粋修正)

 日本は,誰もが子どもたちに勉強ができることを何よりも優先して求めている。あわよくばスポーツもできた方がよいと望んでいるが,スポーツで身を立てることは,あまり望まない。実際,プロ・スポーツが少ないし寿命が短いので,終身雇用の日本社会ではなかなか受け入れられなかったのだろう。しかし,今は就職難になり,会社も変化を余儀なくされている。いくら勉強ができてよい大学を卒業しても,結局,就職できなかったり,自分のやりたいことが出来なかったりという状況が続くようであれば,やはり,ビジネスチャンスを広げざるを得ないだろう。規制緩和というのもそういう方向へ向かおうとしているのかもしれない。価値観を多様化させるためにも,日本のスポーツビジネスを拡大する必要があるように思う。


サンクス・ギビングデーのため、次回は12月1日掲載の予定です。