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ポーリー走り(12/30/1996月)


 朝,8時30分から練習。その後リフティング。選手たちも疲れている様子。ポーリー・パビリオンを1時間走った。

 

子ども達の様子(12/31/1996火)


 朝8時30分から練習。午後昼寝をした。

 

(妻の手紙より抜粋)

 長男はこの1月から毎土曜日にバスケットボールのチームに入り,試合があります。8人ぐらいのチームメイトと2人のコーチが一緒で10試合ぐらいします。最初はシュートがゴールに届かないぐらいだったのに,夢中で練習してもう入るようになりました。UCLAの試合にも時々お父さんに連れていってもらったり,最近はテレビゲームよりもこっちの方が楽しいみたいです。

 

父から子へ(1/1/1997水)


 新年あけましておめでとうございます。しばらく奮戦記を書いていなかったのでいろんな人に出したEメールや電子手帳を見ながら少しまとめてみます。パソコンの調子が悪くなり,奮戦記を書く癖がなくなってしまいました。

 

UCLAの選手のお父さんの話(1/1)

 僕は相変わらずつかず離れずで接していますが,選手たちとはだいぶいろいろと話ができるようになってきました。

 僕は,いったい誰がそういうプレイを教えたんだい?と尋ねるとほとんどの選手がお父さんにバスケットを教えてもらったと答えます。小さい時もさることながら本格的にお父さんが指導するのは9才から14才ぐらいの時期です。つまり,それまではレクリエーショナル・バスケットボールですが,そこから先はチームの選手に選ばれるかどうかという境目にあたるわけです。その重要な時期にたいていの選手たちはお父さんに指導されているのです。

 マーカス・ジョンソンという昔の選手を覚えていますか?なんと彼の息子が今UCLAでプレイしています。今日,彼の父親つまりマーカス・ジョンソンが練習を見に来ました。この前はビル・ウォルトンとも挨拶したし,マジック・ジョンソンもシャックも見たし,あとはジャバーとジョーダンに会えればいいなぁと思っている今日このごろです。

 

UCLAバスケットについて(1/1)

 昨年11月6日に僕がお世話になっていたUCLAのヘッドコーチが突然大学から解任されて以来,何だかあっという間に年が変わってしまった感じです。UCLAのバスケットボールチームはシーズン開幕前は優勝候補にあげられていましたが,今ではランキング(全米25位まで毎週メディアとコーチの投票で決められるもの)がなくなってしまうほどになってしまいました。後任のヘッドコーチが32才の人でアシスタントコーチもみんな若いのでなかなか余裕がないのが実状です。僕もそういうことがすごくよく分かるだけになるべく刺激しないように,でもしたたかにいろいろなことを発見しながら毎日練習やら試合やら見学しています。英語はいっこうに上達しませんが,それでも選手たちと少しずついろんな話ができるようになっているので,少しはましになっているのかもしれません。

 

教育システムについて(1/1)

 バスケットボールばかりでなく,こちらで生活していると本当にいろんなことを考えさせられます。特に教育に関しては本当にいろいろと違いを感じます。どちらがよいとか悪いとかということよりも,生活習慣やら歴史やら風土やらがいろいろと関係しているということが少しずつ見えてきて,日本にいたときに疑問に思っていたことなども,違った角度から考えられるようになってきました。本当に長い年月をかけてそれぞれのシステムができあがってきたのでしょうが,戦後,築き上げてきた日本の教育システムが本当にターニングポイントにあるんだなぁという気がします。まあ,一度にいろいろと変わろうはずもないのですが,何だかこちらの子供たちの様子と日本の子供たちの様子の違いを見てしまうと,やっぱりどこかが変わらないといけないような気がしてしまいます。

 

パック10の予想(1/1)

 UCLAは,ついにランキングがなくなってしまいました。4・5年ぶりじゃないかとのことです。明日いよいよパック10が始まります。コーチは緊張気味ですが,実は選手の様子を見ていて僕は密かにうまくいくような気がしています。

 

ウェイト・トレーニングについて(1/1)

 トレーニングの件ですが,UCLAも試合の前日にトレーニングをやっています。何しろ試合の日程が混んでいるので,そうならざるを得ないという状況です。シーズン前はクリーンやらスクワットがありましたが,今はほとんど上半身が中心です。