1月分に戻る 表紙に戻る

 

フラッタニティ(1/14/1997火)


 練習後,一般学生がポーリー・パビリオンにやってきて試合を始めた。黙ってみていると非常に基礎がしっかりしていて,自分勝手にやるウッデン・センターのピックアップゲームとは違っていた。マネージャーのD君と学生コーチのA君がいたので,いろいろと話を聞くとほとんどみんな高校の時にスタープレイヤーだった連中らしい。なぜか白人ばかりなのでその理由を尋ねると彼らは同じ社交クラブ(フラッタニティ)の仲間らしい。D君もA君もその仲間なのである。こちらの学生は,男子がFraternity,女子がSororityと呼ばれる一種のサークルに所属しているケースが多いらしい。だいたい70〜80人ぐらいの規模で,大きなアパートに丸ごと共同生活をしているとのこと。必ずどこかのサークルに入らなければいけないということもないし,いつでも抜けられるらしいが,やはり人種ごとに集まる傾向がある。学生寮の家賃と食費が月々740ドルぐらいかかるらしいが,このサークルだと月々540ドルで済んでしまうとのこと。特にバスケットのサークルというわけではなく,学部もみんなまちまちらしい。A君の所属するサークルはギリシャ語でシクマ・チーという名前で,たまたまバスケットのうまい連中が集まってそのサークル内に2つのチームがあるとのこと。もちろんピックアップゲームをやることもあるが,たいていこの2つのチームがいつも戦っているらしい。今日は,強い方のチームが3−2(ゲーム数)で負けてしまい,非常に悔しがっていた。