Oさん到着(1/21/1997火)
今日はいつもの生活に戻り子供たちは学校,午前中は妻が英会話教室へ出かけた。UCLAの練習は3時30分からであったが,3時16分にO夫妻がロサンゼルス空港へ到着する予定なので,3時にはロサンゼルス空港へ向かった。あいにくの雨である。雨の影響か40分ほどの遅れであった。デルタ航空なのでてっきりいつもの場所から出てくると思っていたが,いつもの場所はインターナショナルの出口で直行便の場合である。O夫妻はポートランドで入国手続きを済ませ,国内線でここロスへやってくるので違うところから出てくるということが分かった。飛行機が遅れていなかったら間違えるところであった。どうやら56番から出てくるらしいので,その前でぼーっと待っていた。3時56分ぴったりに飛行機が56番へ横付けされ次々と人が出てきた。黙ってO夫妻を探したがなかなか出てこない。最後の車椅子の人が出てきたときに後ろからポンを肩を叩かれた。何とOさんである。どうやら途中これからラスベガスへ向かう日本人らきし旅行者たちに空港職員がしきりに何やら説明したりしていたのを眺めている間に,通り抜けてしまったらしい。Oさんも不思議に思い戻ってきてたまたまボーっとしている僕を見つけたのである。とりあえず会えてよかった。飛行機はそんなに混んでいなかったらしいが,途中1時間ぐらいしか眠れなかったらしい。すぐにホテルに直行しようかとも思ったが,とりあえずUCLAの練習に向かうことにした。
荷物を受け取るのにちょっと時間がかかり,さらに雨の中フリーウェイが込んでいたので一般道路を走ったが,やはり車が混んでいてUCLAには5時20分ぐらいに到着した。
ちょうど最後の10分ゲームをやっているところで,それなりに雰囲気だけでも見ることが出来てよかった。練習終了後すぐにリフティングが始まったのでそこへO夫妻を案内し,ちょっと雰囲気を見てからホテルへ向かった。
Oさんと練習見学(1/22/1997水)
相変わらずの天気,雨である。午前中,僕はいつものように英会話教室へ行った。そして午後1時にO夫妻のホテルへ向かうと何と12時頃に起きたばかりでまだ食事もしていないとのこと。とりあえず近くのマクドナルドへご案内し,奥さんがUCLAの練習の間どのように過ごしたらよいかを考えることにした。最初は美術館へご案内しようかとも考えていたが,やはりこんな雨の中を一人だけ別のところへ置いていくのは申し訳ない。そこで,UCLAのホーラー・ミュージアムでアフリカン・ドールという展示をしているのでそこへご案内することにした。午後3時前に大学から2本ほど離れた通り沿いにうまく駐車することができ,そこから雨の中を歩いて体育館とホーラー・ミュージアムへ向かった。
練習の間,Oさんはじっとしていられない様子で僕の脇へ来てしっかりとメモをとっていた。やはり日本の代表選手として世界各国を飛び回ってきただけに,同じ練習を見ていても僕とはひと味も二味も感じ方やとらえ方が違っていた。
vsUSC戦(1/23/1997木)
夜,UCLAの試合を観にUSCへ向かった。USCのホームコートは大学の隣にあるスポーツ・アリーナでNBAのクリッパーズのホームコートでもある。地図を車に積むのを忘れたので,おぼろげな記憶を頼りにちょっと危ない雰囲気のところを通った。当初K先生もご一緒されると思っていたが,LMUのアウェイゲームに出かけられたのでチケットが1枚あまり,今日は長女を連れていくことになった。息子は風邪を引いているのでちょうどよかった。スポーツアリーナに近づくと長い車の列。入り口に近い方から入ると,そこはクーポン券を持っている人専用であった。折り返して一般の方へ行くとエキスポ公園内の道路の傍らに次々と駐車している。どんどんアリーナから離れていくのでO夫妻を途中で下ろして,結局一番遠くまで進んで駐車するはめになった。
いつもUCLAでの試合しか観ていないのでアウェイゲームははじめてである。しかし,同じロサンゼルス地区の大学同士なのでUCLAの応援団もたくさん来ていて,応援合戦もおもしろかった。試合は前半の途中までいつものようにもたついた感じであったが,前半の終盤に選手たちがのびのびとやっている感じがあったのでこれはいけると感じた。ただし,後半にもう一度競り合うだろうと思い,そのことをハーフタイムにOさんに告げるとOさんもうなずいていた。後半に入るとやはり予想どおり追い上げられてちょっと危ない感じであったが,昨日練習を途中でやめてしまったJH選手の地味な踏ん張りとKJ選手の神懸かり的なシュートで逃げ切ることができた。KJ選手は足を痛めてこの1週間チーム練習に参加していなかった。練習を怒って途中で抜け出した選手とチーム練習に参加していない2人が活躍していることに対して,Oさんもびっくりしていたが,このあたりがいわゆる「強さ」の秘密かもしれない。