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アウェイゲーム中の様子(2/2/1997日)


・私はアウェイのゲームにはついていけない立場ですが,せめて1度は同行したい旨をアドミニストレーターの方にお話しし,今回オレゴンへ行く方向で検討をお願いしていました。しかし,諸事情から今回は同行できず,アリゾナへの同行を現在調整していただいております。

 UCLAはご覧になった通りの状態で,チーム力というより個々人の踏ん張りで何とか1位をキープしています。あとほんの少しだけ調整すれば,かなりのレベルまで行けると信じているのですが,その少しがなかなかうまくいきません。順調に勝ち上がるチームを見ているよりもいろいろと勉強になりますが,チームの状態が悪くなるとこちらの気分もすっきりしないので困ります。


・今年みんなは勝田マラソンですが,僕はその分ロサンゼルスマラソンに参加することにしました。勝田が2万人ぐらいだったと思うのですが,ロサンゼルスは9万人です。みんなはそろそろですが,僕は3月2日です。

 このところ体調を崩してしまい実はこの1週間はほとんど運動をしていません。こちらは日本の1/4の値段でビールが買えるのでついつい毎晩飲んでいましたが,それも控えています。あと1ヶ月ですが少しずつ体調を整えて何とか完走したいものです。

 研修期間も半分を過ぎました。おかげさまでいろいろと苦労させられた分,たくさんのことを感じ取ることができ,勉強になっています。これからももっともっとセンサーを広げていろんなことを感じとりながら過ごしていきたいと思っています。広げすぎると疲れてしまうこともありますが,今のところ何とか許容量を越えていないようです。

 あいかわらずUCLAのチームとは着かず離れずしたたかに関わっています。今のところPAC10で1位をキープしていますが,あまりチーム状態はよくありません。本当にすごい才能を持った選手たちですが,やはり彼らがうまくかみ合うように調整しなければチーム力は上がりません。それでも誰かが要所要所で信じられないようなプレイをしてチームを勝利へと導いているあたり,僕としてはうらやましい限りです。

 この2週間ほどアウェイのゲームが続きました。1度はアウェイゲームに同行できるように調整をお願いしているのですがなかなか実現しません。チームがアウェイに旅行に出てしまうと水曜日から日曜日まで練習や試合を見ることができないのでテレビやインターネットで情報を集めることになります。

 アウェイゲームがある時は月・火しかチームと関われないのでちょっと残念ですが,その分息子が近くの公園の体育館で行われるルーキー・リーグに参加していて金曜の夜に練習,土曜日の午前中に試合があるのでその様子を見ています。ルーキーは6才から8才までで全部で14チームがリーグ戦をやります。コーチはそのチームの誰かのお父さんたちがボランティアでやるのですが,僕はその様子を刻銘に記録しています。息子のチーム名は『HORNETS』ですが,ときどき他のチームの練習なども見ています。12才ぐらいまではリクレーション・バスケットボールなので,試合はしますが得点をつけません。このあたりが徹底していてなかなか良いなぁと関心しています。ちゃんとした審判もいるのですが,この審判がまた一人一人の能力に応じてうまく笛を吹くので,子供たちはゲームをやりながらルールを覚え,プレイを覚えていきます。そして,大人たちは敵でも味方でもよいプレイには「Good Job!!」「Good Try!!」と叫びつづけます。試合が終わると子供たちは簡単なお菓子とジュースを食べて,みんな「See you nest friday!」と言ってあっという間に帰っていきます。金曜日もきっちり1時間,土曜日もきっちり1時間30分でみんなが集まりみんなが帰っていきます。それぞれの家族の生活を大切にしながら,負担にならないように参加するあたり,なかなか日本では真似できない習慣だと思います。