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不可解な練習時間(2/7/1997金)


 今日も息子は学校を休んだ。朝から気分を変えるために家の中を大掃除した。午後は2時30分から1時間ポーリー・パビリオンの中を走った。3時30分になるといつものようにみんなロッカールームへ入っていく。今日もビデオかと思うがおそらく長いミーティングなのだろう。1時間以上たってからやっと選手たちがフロアーから出てきた。そして何気なくフリースローが始まる。しばらくしてから,Mコーチがレギュラー以外の選手たち6人を集めハーフコートの3対3をやらせた。彼らも欲求不満が貯まっているようで,ゲームはだんだんエキサイトしてきた。そしてついにKD選手とMH選手が口論になるとMコーチが2人を走らせた。MコーチはUCLAからNBA入りしたスター選手なのでおそらく控えの選手たちの気持ちはわからないのだろう。みんな首を横に振って釈然としない様子であった。いつのまにかフリースローを打っていたはずのレギュラー選手たちは取材に応じたり勝手にシューティングしたりしている。そのうち明日のNBAのスラムダンクコンテストを意識してか,それとも欲求不満の解消のためかダンク大会が始まっていた。コーチ陣たちもいつのまにか取材に応じるなどしていて,いったいこの時間はなんなのかと疑問に思った。午後6時過ぎにハドルをして解散したが,僕にとっても気持ちのよい雰囲気ではなかった。これで本当に明日の試合に勝てるのだったら,僕は今までの考え方を変えなくてはいけない。

 

・こちらも,日々の日常生活に追われながらも,したたかに楽しんでいます。一昨日の夜は,なんとシカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズの世紀の対決を生で見ることができました。その日になってチケット屋さんに電話したところ1席100ドルで5席都合してくれ,ジョーダンやらピッペンを生でみることが出来たのです。ちなみに正規の値段は21ドルの席ですが,このカードを100ドルで見れた日本人は僕らだけでしょう。コートサイドは1席2000ドルで5人の日本人が買ったそうです。この試合の観戦だけで1000人が日本からNBA観戦ツアーというのでやってきたそうです。試合はレイカーズの切り札シャックが足を怪我して欠場だったのでブルズの楽勝と予想されていましたが,何とレイカーズが勝ってしまいました。ロスに住み始めて一家揃ってレイカーズの大ファンになっていて,大声を張り上げて応援し,充実感いっぱいで帰ってきました。