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マラソン翌日の1on1(3/3/1997月)


 午後は,いつものように練習を見に行きましたが,ビデオを見るために選手たちがロッカールームへ入ってしまったので,いつものようにポーリー・パビリオンの観客席の階段を上り下りすることにしました。さすがに足にきているので1周ゆっくりでしたが,それでもずいぶん汗をかきました。そして,例の気功を客席の上の方でやりました。やっぱり気持ちがよかったです。

 ちょっと気づいたことですが,マラソンを走ると代謝がいつもより促進されているように思います。ですから,ほんのちょっと走っただけでも汗が出てくるし,気功をやるともっと汗が出てきます。おかげでずいぶん楽になりました。

 選手もコーチもいつまでたってもロッカールームから出てこないのですが,マネージャーたちがシューティングをしていました。その中の一人,J君が「お前はいったい何をしているんだ。1対1をやろう。」と声をかけてきたので,思わず彼と1対1をしてしまいました。彼は,高校1年の時にずいぶん活躍したけれども膝を痛め手術をしてからプレイヤーを断念し,現在マネージャーをやっています。僕よりも背は低いのですが,3ポイントシュートが非常にうまく,ときどき彼と1対1をしているのです。とにかくマラソンの翌日に1対1をしたのは初めてでしたが,思った以上に身体が動き,7点ゲームを5セット,3−2で征することができました。不思議だったのは,その直後にゲータレードを3杯飲んだのが,本当に1分も経たないうちに全部汗になって出てきたことです。やはり,代謝が非常に活発になっているのだと思います。

 その後,練習はフリーシュートとなってしまい,黙って様子を見ていました。すると午後6時から以前紹介したことのある一般の学生たちのバスケットボール大会のチャンピオンシップゲームが始まりました。最初はレベルBの3位決定戦と決勝。そしてレベルAの3位決定戦と決勝と続きます。ぼくはレベルAの3決まで見ていましたが,夜9時近くなったので帰ってきました。夜8時頃アシスタントコーチが帰る際に,「どうしてそんなに疲れた顔をしているのか?」と尋ねてきました。家に帰って鏡を見ると確かに目が落ちくぼみ頬がこけていました。昨日はおなかもあまりへっこまなかったので,何となく残念な気持ちでしたが,今日鏡に映して見ると,久しぶりに腹筋が見えました。身体がいつもより洗練されている感じです。一日遅れで代謝が促進されすこし贅肉が燃焼したようです。何とかしてこの雰囲気をキープしたいと思ったのですが,やっぱりお風呂上がりにビールを飲んでしまい,いつもの状態に戻るのは時間の問題でしょう。こちらのビールは安すぎます。

 そんなわけで疲労感はあまり変わりませんが,いつもより身体の状態は良いような気がします。西野先生にとばされない分,急激な変化は感じませんが,暑い中でのマラソンにしては結構よいペースだったのかもしれません。やはり,それぞれの人に適切なペースがあるのかもしれません。マラソンは奥が深いですね。来年の勝田が楽しみです。