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シカゴ観光(3/30/1997日)


 午前中は,Mさんの家の片づけをした。何しろ子どもたちが家中を荒らし回っていたのである。お昼頃にダウンタウンへ向かいロックンロール・マクドナルドで昼食を摂った。本当にお店の中はロックンロール歌手たちのアイテムでいっぱいだった。そこの駐車場は1時間まで無料でその後はお金を取られるが,すぐ近くにあるマイケル・ジョーダンレストランの駐車場よりも料金が安いと聞いていたので,そこからマイケル・ジョーダンレストランへ行った。お店の正面に大きなジョーダンの壁画があり,それをバックに写真を撮った。中に小さなおみやげ屋さんがあるのでそこでおみやげを買い込んだ。シカゴのダウンタウンの高層ビルの麓には,著名な芸術家たちの彫刻や壁画があるという。そこで,車で一方通行の道を何度もぐるぐる回りながら,ミロ,ピカソの彫刻,シャガールの壁画モザイクなどを見た。ニューヨークに比べるとこのビル街は整然としていて綺麗であった。午後3時半頃にミシガン湖のほとりにある科学産業博物館へ出かけた。本当に大きな博物館で博物館の中に旅客機がそのまま納められていた。いくつかのセクションに分けられ,地球,宇宙,交通,人体,基礎科学などを楽しみながら学べるように工夫されていた。Mさんの話しでは,本物の人体の輪切りがあるというのでそれを探すがなかなか見つからない。会場の人に尋ねると1階と2階の階段の途中に展示してあった。Mさんの話しでは身寄りのない囚人の身体らしいが本当に1センチほどの厚みでアルコール漬けになった人体の輪切りが順番に並んでいた。縦と横の輪切りがあったのでどうやら2人の人の身体を使っているようである。科学のためとは言え,こうして本物の人の身体を輪切りにして子どもたちでも平気で見れるように展示してあることにちょっと疑問を感じた。Mさんはいつも人に紹介はするけれども自分では見ないとのことであった。子どもたちも「早く帰ろう」と言っていた。正直な反応だろう。ビデオカメラに収めようかと思ったが,さすがにそうすることを躊躇させる何かを感じてビデオカメラには収めなかった。安らかに眠っていて欲しかったのだろう。

 午後5時半になるとそろそろ閉館の準備である。外が寒いのでなるべく駐車場の近くから帰ろうとするがなかなか帰り道がわからない。人に尋ねながらそちらの方向へ行くとおとぎの国やアポロ8号や月の石を見ることが出来て,かえってラッキーだった。

 午後6時頃にハイウェイを通らずに一般道路でMさんの家へ帰ろうと走り始めるが,ちょどダウンタウンの南西部の治安があまり良くない地域に入り込んでしまい,何度もパトロールのパトカーとすれ違いながらひたすら走った。やっと大きな通りに出て現在地を確認することができたが,地図でみると本当にちょっとしか進んでいない。これではとてもMさんのお宅にたどり着けないと思い,やはりハイウェイで帰ることにした。シカゴの街も大きい。本当はピザ屋さんでピザを買って帰るつもりだったが,イースターだったのでお店が休みであった。とりあえず一度Mさんのお宅へ戻ると,何とMさんが夕食を作っていてくれた。Mさんは今日また一つ仕事が増えてしまったとのことで,夜はゆっくり過ごさせてもらったが,明日は家族みんなでインディアナへ向かうことにした。