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アシスタントコーチへのインタビュー(5/8/1997木)


 午前中,アパートの管理人さんの話しによるとUCLAのバスケットボールのアシスタントコーチが午後このアパートの1ベット1バスの部屋を見に来るとのこと。おそらくS氏のことだろう。なかなかおもしろい巡り合わせだ。

 午後1時過ぎにモーガンセンターへ。今日は2時からH氏のインタビューの日である。Mさんが1時50分ぐらいにいらして,質問をいくつか変更したり加えたりして下さったとのこと。僕の意図を完全に理解して下さっている。インタビューに先だってBさんに懸案事項の選手を家に招いてもよいのかについて尋ねてもらった。Bさんとしては良いとも悪いとも言えないとのこと。要するにUCLAの選手として招くことはあまり良くないということのようだ。UCLAの選手を食事に誘ったぞということを人に言いふらされては困るとのこと。ただ,何気なくちょうど会ったから食事に誘ったということであれば,誰にもそれを止める権利はないということだろう。やはり,NCAAのルールに対してビルさんクラスだとずいぶんナーバスになっている。

 H氏のインタビューは延々1時間20分も続いた。最初の高校の時のコーチについての質問が良かったのか,ずいぶん熱心に語ってくれた。インタビューが終わってから今後の対応を考えたが,もし選手がいれば選手へのインタビューを実現しようと思い,ウッデンセンターへ出かける途中,コーチS氏に会った。アパートのことを尋ねるがどうやら違うらしい。きっと管理人さんが勘違いしているのだろう。ウッデンセンターにはK選手しか来ていなかった。しかたがないので再びバスケットボールオフィスへ戻ると何とBD選手が来ている。MさんはBD選手にインタビューしたかったようだが,今シーズンを見に来ているのに来シーズンのBD選手にインタビューするというのもちょっと変な話しで,Bさんを始めバスケットボールオフィスのスタッフに変に思われる可能性が高いので遠慮することにした。その替わり,アシスタントコーチへのインタビューを続けたい旨を伝え,Bさんに聞いてもらうと,Sさんが引き受けてくれた。Sさんへの質問はまだ,英語になっていなかったので,最初少し打ち合わせをしたが,Mさんは僕の意図をすぐにくみ取ってインタビューに取りかかってくれた。ただ,Sさんに前もってアポイントをとっていたわけではないので,Sさん自身が何となく乗り切れない感じが強かったが,最後の方にやっと調子が出てきた感じであった。Jさんは今日は出かけなければいけないので明日の10時に約束をした。

 インタビューが終わりモーガンセンターの外に出るとちょうどK選手がピックアップゲームを終えて帰るところであった。彼にはまだTシャツにサインをもらっていなかったのでさっそくサインをもらった。Mさんとコーヒーを飲みながら今日のインタビューのことなどを話したが,結局日本とアメリカの違いについての話しになった。Mさん自身は日本でもアメリカンスクールに通っていたが,やはりお母さんが日本人だという影響で,自分の息子に対して勉強しろと言ってきたらしい。息子さんは「そんなに僕にプレッシャーをかけないでくれ!」と言っていたとのこと。

 夕方,CD選手に電話をかけると,明日朝9時からポーリーで練習するとのこと。そこで11時にインタビューをしたい旨告げると「いいよ!」との返事。さっそく,Mさんに連絡をとって了解してもらった。